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夢はいつも君と見た。

本誌ネタバレを含みます。閲覧にはご注意ください。

NARUTO、連載完結しました!

しちゃいました!

いやー

もう

ホントに…!

ジャンプを買ってきてからページを開くまでが怖くて怖くて

緊張してしまいました。

これを開いて読んでしまったら、もうNARUTOは完結してしまう。

そう思うとなかなかページを開くことができませんでした。

いざ、ページを開いて

最初のカラーページを見た瞬間

どっと泣けてしまいまして…

ティッシュ箱ごと抱え、マスカラ全部涙で落とすくらい泣きながら読み進める事になりました。

やっと、そうやっとです。

やっと、こんな3人を見ることができた。

きっとカカシ先生も同じ気持だったと思います。

「やっとここに辿り着いた」

長かった。長かったです。だって15年。

15年も経ってしまった。

もう二度と戻らない手傷を負っているのを見て、二人の力のぶつかり合いの凄まじさをサクラちゃんは痛ましく感じながら、ナルトとサスケを治癒します。

チヨバアの言っていた言葉が、やっと報われたのです。

七班の陰の功労者はまさしくサクラちゃんだと思います。

手に負えない三人(あえてカカシ先生も入れさせてもらいますね)を抱え、自分の無力さを何度も何度も実感し、悩み苦しみ、それでもなお信じ祈り、案じ続け

何度眠れない夜を乗り越えて来たのだろう…と思います。

彼女が動くと思いもよらぬ方向に話が発展してしまい、時としてその行動が理解されず

叩かれてしまうこともありましたが

普通の忍として七班に配属されたサクラちゃんの苦悩を考えた時、彼女は彼女の仕事を全うするしかなかった。

サクラちゃんが一番、自分の力量を知っていたと思います。

想像以上の力を秘めた三人の中で、どれだけ彼女が「自分の立場」を考え、動いてきたか。

並大抵の精神力ではついていけなかったと思うのです。

少年誌ということもあって、くノ一の修行のシーンはほぼ皆無に近い描写でしたが、

ぜひ、また1~5巻くらいを読み返して13歳のサクラちゃんの姿を振り返ってほしいな~と思います。

大切な誰かを助けるために得た力をこうして今、ちゃんと使うことができた。

そんなサクラちゃんを誇りに思います。

699話は完全なサスケの独白で始まり、終了しました。

読み終わった時、サスケだったなぁ~と驚いたのですが、

でも今までずっとずっとサスケの思ってること考えてること、感じていることが迷子のまま、物語は進み

挙句、サスケの考えていることが全く分からなくなり

なんともいえず悲しい不信感を抱えることも多々あったので

私の中では大変スッキリと699話を読み終えることができました。

サスケは、ナルトの信念に「負けた」のではないのです。

ナルトが求め、出した答えに、未来に、

「自分もそう思う」と同調したのだと思います。

決め手は週末の最後の戦いで、左手を失った時だと確信しています。

もう、この体では自分の求めた理想の世界を創れないと思い知ったのだと。

サスケの中で「もうダメだ」と思った瞬間だったと思います。

だからこそ死を口にしたのだと思います。

でもナルトはそれを許さなかった。

サスケの犯した罪は、自分も重ねていたのかもしれない罪だった。

だからこそ、サスケを助けたかった。

サスケを救うことは、自分の救済でもあったと、そう思うのです。

戦うだけが意志の疎通の手段ではないと、ナルトはペイン戦の時に学びました。

きっとサスケにもそうしたかったはずなんです。

話し合いでなんとかなればいいなって。

でもサスケがそんな一筋縄では行かないことも知っていた。

同じ傷を負って、失って初めてサスケは気がついたのだと思うのです。

自分の非力さを。

だからこそサクラちゃんに「すまなかった」と謝る事ができた。

酷いことをし続けた自分を、まだ慕い、救おうとする彼女を見て、ナルトと同じ気持ちを持つ事に気がついたのだと思います。

謝るサスケにサクラちゃんが憮然と「何が?」と聞き返します。その姿にようやくサクラちゃんは自分の気持ちをサスケに伝えられたのだと思います。

「何が?」なんてもういっぱいありすぎですよね(笑)

そしてサスケもその言葉に対し「…今までの…」と口ごもってしまいます。

サスケはサクラちゃんが傷ついていることをちゃんと知っていた。

それだけサクラちゃんの気持ちを考えていたんだと思うのです。

ここはとてもサスケの優しさや弱さがにじみ出ているポイントで、まるでミコトさんに叱られてる幼少時みたいに見えました。サスケ、とても可愛かったです。

ナルトの独白で終わらなかったのは、ナルトの投げかけた答えにサスケが応えた回だったからだと思います。

サスケの出した答えに、サスケは新しい人生を歩み出すスタートとなった。

ナルトの戦いは収束したけれど、

サスケはここからまた新しい一歩を踏み出したのだと、そう思うのです。

(余談ですがサスケの写輪眼伝(SD)がこのタイミングで始まったのもなんだか頷けました)

憎しみの呪縛から解かれたサスケは驚くほど清々しくなりましたね…。

一部、13歳のサスケの表情がようやくようやく戻って

17歳のサスケと重なり、もう読んでいて本当に嬉しかったです。

そして初めてのデコトンの相手がサクラちゃんで、このシーンは何度読んでも何度読んでも顔がデレデレになりました。

(まだデレデレしちゃいます)

サクラちゃんがデコトンの意味を知るにはまだまだ先の話になりますが、この二人の始まりをようやく見れまして感無量です…!

サクサスだったベクトルがサスサクなりました…!

ナルトがずっと持っていたサスケの額当て。

それをまた再びサスケがつける日がくるのでしょうか?

きっとそれはもう少し未来の話になるのかもしれません。

Cカラーのお話は、完全に映画の為の告知も含まれているため

こちらでは割愛させて頂きます。

連載は終了しましたが、映画、小説、短編漫画とまだまだナルトの世界は収束しそうになく、ひどい虚無感に襲われることなくいることができます。

後もう少しの時間ですが、NARUTOを楽しんで行きたいです。

先週の更新より沢山の拍手をありがとうございました。

お返事ですが「返す」と言いながらなかなかできず大変申し訳ありません^^;

私はもう返すことができないな、と察しましたので「お返事します」と拍手ページに掲載していた時期のみお返事させていただきます。

今後はお返事できず大変申し訳ありません。

メッセージしっかと拝見しております、ありがとうございます!


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