いよいよ…
※本誌ネタバレを含みます。閲覧にはご注意ください。
残り1週となってしまいました。
泣いても笑っても残り一週でNARUTOは完結します。
してしまいます…!
今週号を読んだ時、すぐピンとこなくて
あまりにも反応のない自分の心に驚いて少しボケーッとしてしまいました。
今思うと、本誌で起こったことが夢なのかな?と受け止めきれなかったんだろうなって、そう感じることができます。
でも何度も何度も読み返すうちに、これが本当なんだとわかった瞬間じわーっと泣けてしまいました!
(でもまだジワーっとなのでサードインパクトぐらいあるんじゃないかな?と思っています)
映画でナルトの右手が包帯でぐるぐる巻きになっていたのが気になっていたのですが、謎がひとつ解けました。
そして、サスケの腕もひょっとしたらナルトと同じようになっているのかもしれませんし、ポンチョで隠されている分まだサスケの左手は見えないので、ひょっとしたらもう少し酷いことになっているのかもしれません。
そこはきっと最後の一週か、映画で分かることかな?と
そう思います。
サスケにとって「友達」という言葉に
そんなに深い意味も価値もなかったんだと思います。
「友達」と聞いてもピンとこないのは
サスケは「友達」が欲しかった訳じゃなく、家族が欲しかったからだと思います。
でもナルトから聞いた「友達」の意味は家族と一緒+(プラス)それ以上の意味や思いがあった。
それに初めて気が付かされたんだと思うのです。
ナルトから「友達」の意味を聞かされたサスケの顔を見て、
サスケが1番求めていた、欲していた答えをナルトが答えたのだと思います。
干渉、意地、関わり。
サスケにとって「友達」はサスケのカテゴリーの中に入り込もうとする野暮な存在なだけでした。そもそも「友達」なんて言葉を、サスケは毛嫌いしていた。
慣れ合う甘ったれた関係だ、とすら思っていた。
「愛」や「友」についていくら説いても、サスケの心に届かなかったのは、相手が一方的に自分に押し付けている、という決め付けがあったからだと思います。
「友達」という存在の強い意志をようやく理解し、その言葉に含まれた思いを初めて知ってサスケは負けを認めたのだと思います。
ナルトの自己満足で自分が変わるなんてまっぴらごめんだ、と。サスケの「物事への捉え方」が全て自分の力を過信して周囲は皆敵だと決めつけ、突っぱねる方向に働いてしまっていたのだから無理もありません。
仲間として「鷹」を結成しても腹の底まで許せていたか?と思うと私は違うと断言できます。
ギブアンドテイク。
利用価値があるかないか、サスケの選出によって選ばれたフォーマンセルでした。
常に損得勘定の図り合いで繋がってきたサスケの人間関係の中に、唯一「イタチ」という存在がサスケの中に生きていた。
ナルトと拳を交わした事でようやく兄が残していった言葉の意味を深く味わうことができたんだな~と感じました。
ナルトの感じていた「痛み」にサスケがなぜあんなに驚いたのかというと、サスケも同じ「痛み」を兄で感じていたからです。
届かない届けられないと思っていた「愛」の痛みを、ナルトはずっとサスケに感じていた。
その事がすごくすごく嬉しかったのだと思うのと同時に、自分を理解してくれる唯一の「友」はナルトしかいないのだと実感したからだと思います。
サスケは生き方すら兄を追ってしまった。
憎み、恨み、いつか殺すと言いながらも
里を捨て、同胞を捨て、一族を捨てた兄の生き様に自分を重ねようとしてしまったのだと思います。
それぐらい兄の存在はサスケにとって大きかったのだと。
サスケの生き様を見てしみじみ感じます。
それと同時に強い恋慕を感じます。
サスケは「イタチ」になりたかったのだと。
兄が自分の為に抱えた痛み全てを受け止めて、受け入れて、
自分もそうなろうとしたんだと思います。
サスケにはサスケの正義があり信念があると、ずっとそれはなんだろう?と考えて来ました。
それが私の中でこうして答えがでて良かった、と思っています。
兄と同じ羨望をナルトに感じた。
だからこそ愛おしいし苦しかった。
サスケの阿鼻叫喚はカタチを変えてナルトへと向けられますが、そのサスケの苦しみにナルトは丸ごと答えてくれた。
こんな嬉しい事、ないと思います。
サスケはバカじゃない。
自分のやった罪の重さくらいしっかり理解している。
だから「死」を口にしたのだと。
そう思います。
そして、自分のしてきた事をちゃんと理解しているからこそ、過去に戻るようなことはできなかった。
轍を作るナルトと違って、帰る道を燃やして生きてきた。
それがサスケの忍道だったのだと思います。
仲間が居ない今、ナルトとサスケは互いの「死」の影を感じながら心の中に浮かぶ自分の「生き様」をまじまじと振り返っているのだと思います。
それがナルトとサスケの心を本来のフラットな状態に戻してくれた。
ある意味二人は絶望の中にいるのです。
さて、この二人を救えるのは…?
そう彼女しか居ない。
10日に彼女が喜びと安堵とそしてちょっぴりの呆れも含まれた涙を見るのが楽しみでもあり切なくもあります。
あと、もう少し…。
最後の、最後の連載を待つ僅かな待ち時間です^^
拍手たくさんありがとうございました!
ちょっとNARUTOが終わるまでお返事できそうもなく大変申し訳ありません。