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サスケとサクラの物語

※本誌ネタバレしております閲覧にはご注意ください※

いつも文字が読みづらかったのでフォントをメイリオに変えてみました。

今週号はまさにサスサク。まさにサスサクでした…!

ものすごい回でした。

本誌買ったはいいんですけど、NARUTOにすべて持って行かれてしまって他の漫画全然読めてません。

それぐらい衝撃的でした。

いろいろ考えて考えて、ほんと自分でも頭おかしくなっちゃったかなと思うほど考えたんですけど、

サスケにとって「サクラ」という存在は

「過去の幸せを思い出させる存在」なんだろうなぁ、とつくづく感じました。

温もりや、愛や、懐かしさ。家族の香り、当時の自分。

今のサスケにとってそれらはすべて必要のないもの、として位置づけられてしまった

本当に大切なもの。

それが具現化しているのがサクラちゃんなんだろうなって。

サクラちゃんのサスケへの言葉は読んでるこちらの胸がヒリヒリするほど切なく、素直で真っ直ぐで純粋で嘘偽りがなくて。

サスケへの変わらぬ気持ちを告白していました。

でも読み手側からみても、今その言葉をサスケに与えても、サスケは変わらない…という無力さも感じました。

今、その言葉を言っても…

届かないよ…と。

サスケもサクラちゃんの言葉を聞いても、無視すればよかったのに。

でもサスケは応えました。

足を止めてサクラちゃんに言ったのです

「お前は本当にうざいな」と

サスケは里抜けの夜を忘れていなかったのです。

サスケにとってもあの夜は忘れられない夜だったのです。

2部に入って、初めて再会した時もサスケからサクラちゃんに声をかけているのです。

名前を呼んでいるのです。

会えば必ず「サクラか…」と

名前を呼んでいるのです。

まるで何かを確認するかのように。

サスケにとってサクラちゃんという存在は心をかき乱す、そんな存在だったんだなぁと知ることができました。

自分を見て、泣いて苦しんで叫ぶサクラちゃんを見て

自分の家族やイタチ兄さんや過去の自分と重ね合わせていたのかもしれません。

残酷な幻術をサクラちゃんに与えたのも「邪魔になる」という理由で片付けていますが

それも勿論理由の一つとして必ずしもある、と受け取ってますが

ナルトとサスケの戦いを見て、また悲しんだり苦しんだり

今のサクラちゃんだと二人の間に入って止めかねない。だからこそ「幻術」で意識を失わせたのだと思います。

今のサスケだったらサクラちゃんを殺めることはいとも簡単だったと思います。

でも殺さなかった。

それがサスケの唯一の本心なのかもしれません。

サスケに胸を貫かれた時、サクラちゃんは何を思ったのでしょう?

いつか自分はサスケに殺されると覚悟していたのでしょうか?

それが幻術だと知った時、サクラちゃんは何を思うのでしょうか?

サクラちゃんはサスケの幻術を破ることができるのでしょうか…

木の葉にいるサクラはいつも芯が強くてまっすぐ物事を見て迷いがなくて姉御肌のしっかり者で、凛としてかっこいいくノ一です。

でもサスケの前だと必死になって自分の思いを叫んだり、感情をそのままぶつけている。

サクラちゃんの本気を本当に感じることができる。

そしてカカシ先生がサクラちゃんの気持ちすべてを代弁して伝えるのですが、

サクラちゃんはサスケを「愛していた」のか…!

この事実に涙が止まらなかったです。

カカシ先生がここまでサクラの事をしっかり理解していたんだ…!という喜びと、

サクラちゃんのサスケへの想いがこんなにも温かくて優しくて大きい。

こんな風に想われていることが、ただただ辛いと感じるサスケは

それだけ自分がやろうとしていることの罪深さをしっかり認識しているからだと思います。

サスケは愛を知る者だから、もう愛を喪失して苦しみたくない。

愛の喪失を味わうくらいなら革命を起こして、そんなものはない忍の世界を構築しようとしている。

それで手に入れたものがどんな姿形をしているのかも理解している。

サスケはサクラちゃんを拒否しているのではなく、

残忍な計画を遂行してる自分に愛される資格なんてないと。

そんな自分を愛するサクラちゃんの想いすら、サクラちゃんすら穢れると思っているのかもしれません。

過去を断ち切ろうとするサスケと、

過去は未来へ繋がっているナルトとの本当の戦いがこれから始まります。

眠るサクラちゃんをおいて。

拍手たくさんありがとうございました!お返事ですがまたこのブログでお返しいていこうとおもっております^^

今までお返事返せなかった方、申し訳ありませんでした。


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